北京就学日誌(仮)

旧上海就学日誌。2014年8月にUSCPA取得。2015年初めに上海から北京に異動。会計事務所で働いています。

これからの中国経済

先週、中国で長くビジネスをされてきた方2人に、これからの中国経済の見通しを聞く機会があった。

 

1人は中国で20年以上会計ビジネスをされている方。さすがに長い間中国を間近で見てこられたので話がとても面白く、特に面白かったのは中国経済は12年周期で変化しているという話。

大躍進政策(1954←実際は1958)→文化大革命(1966)→市場開放(1978)→天安門(1989)→WTO加盟(2002)→○○(2014)

その12年周期理論で考えると、次は来年2014年が該当することになる。これは成長至上主義から安定成長主義への切替だというのがその方の見方。この切替は成功し、GDP実質成長率7.5%を維持するではないかという楽観的な見方だった。

 

もう1人は上海で高級日本料理店を9年間営まれている方。やはり原発と日中問題、倹約令の影響は大きかったみたい。それでも最近は日本人よりも中国人のお客様が圧倒的に多くなり、徐々に売上は回復しているとか。ただ、以前に比べると行政からの指導が多く、ビジネスがやりづらくなっていると言っていた。

今後の経済については、多くの人が借入をして不動産を購入し続けており、上海も含め都市部では不動産価格が異常に高騰、来年から相続税も導入されることからキャッシュがない人たちが消費を控え、バブルがどこかではじけるのではという悲観的な見方だった。

 

さて、どうなるのだろうか・・・。